家を建てるとき何から始めたら良い?完成までの流れや費用を徹底解説!

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家を建てたいと思っても、「まず何から始めれば良いのか分からない」と悩む方は少なくありません。土地探しや予算の決定、住宅会社の選定など、初めての家づくりには多くのステップがあり、失敗しないためには正しい知識と計画が欠かせません。

本記事では、家を建てる際の期間と流れや、かかる費用の内訳、失敗を防ぐための対策、不動産会社選びのポイントについて解説します。これから理想のマイホームを叶えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお以下では、千歳・恵庭・苫小牧エリアのおすすめの注文住宅会社を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

家を建てる際の期間と流れ!完成までの8つのSTEP

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家づくりは多くの工程を経て進行します。全体で約8〜12ヶ月かかるのが一般的で、それぞれのステップで必要な期間や準備が異なります。スムーズに進めるためには、流れを事前に把握しておくことが大切です。

ここからは、家を建てる際の期間と流れを8つのステップに分けて解説します。

それでは、各ステップの詳細と注意点を順に確認していきましょう。

STEP1:情報収集・イメージづくり(1〜2ヶ月)

家づくりの第一歩は、理想の住まいのイメージを明確にすることから始まります。住宅展示場の見学、インターネットや雑誌での情報収集などを通じて、間取りや設備、外観の好みを整理しましょう。

また、家族のライフスタイルに合った住まい方や必要な部屋数、将来の変化まで考慮することが大切です。この段階で時間をかけて方向性を固めておくと、後のプランニングや打ち合わせがスムーズに進みます。期間の目安は約1〜2ヶ月ですが、無理のないペースで進めることが成功のカギです。

STEP2:土地探し・候補地の絞り込み(1〜3ヶ月)

土地選びは家づくりの基盤となる重要な工程です。希望するエリアの利便性や周辺環境、学校や交通アクセス、地盤の強さなど、多角的な視点で検討する必要があります。

また、土地の形状や面積、高低差は建築計画に大きく影響します。不動産会社やハウスメーカーに相談しながら複数の候補地を比較し、建てたい家の条件に合う土地を絞り込むのが理想です。希望条件が明確であれば早く決まることもありますが、平均的には1〜3ヶ月程度かかることが多いです。

STEP3:注文住宅会社選び・相談(1〜2ヶ月)

建築会社の選定は、住宅の品質・コスト・アフターサポートを左右する大きな要素です。候補を2〜3社に絞り、施工実績や対応力、提案内容を比較しましょう。各社との面談では、自分たちの希望を正確に伝え、対応の丁寧さや提案の的確さを確認することが大切です。

口コミや紹介、モデルハウスの見学なども参考になります。平均的な検討期間は1〜2ヶ月。焦らず、自分たちに合ったパートナーを慎重に選ぶことが後悔しない家づくりにつながるでしょう。

STEP4:プラン・見積もりの検討(1〜2ヶ月)

建築会社が決まったら、次は間取りや外観、仕様などの具体的なプランを決めていきます。この段階では、建築士やコーディネーターと詳細な打ち合わせを重ね、家族の希望を反映させながら現実的なプランに落とし込んでいきます。同時に、資金計画を立てるための見積もりも提示されるため、費用面とのバランスも慎重に検討が必要です。

プランの変更や見積もりの調整に時間がかかる場合もあり、通常1〜2ヶ月程度の期間を見込んでおくと安心です。

STEP5:契約(1日〜1週間)

プランと見積もりに納得できたら、建築会社と本契約を結びます。契約書には、工期、仕様、支払い条件などが明記されているため、内容をしっかり確認し、不明点は必ず質問しましょう。

重要事項説明や図面の最終確認など、短期間でも集中して確認すべき項目が多いため、慎重な姿勢が求められます。契約自体は1日で済むことが多いものの、前後の確認や調整を含めて1週間ほど余裕を持っておくと安心です。

STEP6:着工準備・確認申請(1〜1.5ヶ月)

契約後は、着工に向けた準備が始まります。確認申請とは、建築基準法や地域の条例に基づいて計画が問題ないかを役所に提出して審査を受ける手続きです。また、住宅ローンの本申込や地盤調査、近隣へのあいさつなどもこの時期に行われます。

申請から許可が下りるまでにはおよそ2〜4週間かかるため、全体で1〜1.5ヶ月程度が一般的です。この期間にスムーズに進められるかが、予定通りの着工に大きく影響します。

STEP7:着工〜上棟(1〜1.5ヶ月)

いよいよ実際の工事が始まります。基礎工事からスタートし、上棟(骨組みの完成)まで進むこの期間は、現場の安全管理と工程の確実な進行が重要です。建物の基盤となるため、設計図通りに正確に施工されているか、定期的な現場確認や施工会社との連絡が必要になります。

天候や地盤の状態によっては工期が前後することもありますが、一般的に1〜1.5ヶ月で上棟まで進むケースが多くなっています。

STEP8:竣工・引き渡し(1.5〜2ヶ月)

上棟後は、内装・外構工事や設備の設置が行われ、建物が完成へと向かいます。工事完了後には竣工検査や完了検査があり、不備がないか細かくチェックされます。引き渡し前には、施主検査や各種手続き(登記・火災保険加入など)も必要です。

引き渡しまでの目安は約1.5〜2ヶ月。この期間を丁寧に進めることで、安心して新居生活をスタートできます。完成後のアフターフォローについても、この段階でしっかり確認しておきましょう。

家を建てる際にかかる費用相場と内訳

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家づくりに必要な費用はさまざまな項目に分かれており、全体像を把握しておくことで無理のない資金計画が立てられます。『2023年度 フラット35利用者調査のデータ』を参考にしながら、注文住宅にかかる主な費用とその内訳を解説します。

また、注文住宅といっても『土地付き』と『土地なし(建物のみ)』では総費用に大きな差が出ます。同調査によると、

土地付き注文住宅の平均所要資金:4,903万円
・土地なしの注文住宅(建物のみ):3,863万円

となっており、土地取得の有無で1,000万円以上の開きがあるのが現状です。

土地の有無や条件によって資金配分も変わるため、内訳を理解した上で全体予算をしっかり立てることが重要です。

次に、家づくりに必要な費用がどのような項目に分かれているのか、具体的な内訳を見ていきましょう。

それでは、各項目の詳細を以下で詳しく解説します。

本体工事費(全体の約70〜80%)

本体工事費は、住宅そのものの建築にかかる費用であり、基礎・構造・外壁・内装・屋根・住宅設備などが含まれます。注文住宅の総費用に対して最も大きな割合を占める項目で、全体の約70〜80%が一般的な目安です。

具体的な金額は建物の規模や仕様、使用する建材によって異なりますが、全体で2,700〜3,000万円前後となるケースが多くなっています。こだわりを反映させる一方で、坪単価や仕上げのグレードなどを考慮しながらコストバランスを取ることが求められます。

付帯工事費(全体の約10〜20%)

付帯工事費は、家本体以外の部分にかかる費用で、主に外構工事・電気・ガス・水道などインフラ整備に関する工事が含まれます。ほかにも地盤調査や地盤改良、仮設足場の設置費用などもこのカテゴリに含まれます。

金額は土地の状態や地域ごとの施工条件によって大きく異なり、主に全体の約10〜20%が目安とされます。特に地盤改良の必要がある場合には、追加費用が発生しやすいため、土地契約前に調査を行い、想定外の出費を防ぐことが重要です。

諸費用(全体の約5〜10%)

諸費用には、住宅ローン関連の手数料や保証料、登記費用、火災保険料、不動産取得税などの行政費用が含まれます。また、建築契約に伴う印紙税や引っ越し、仮住まいにかかる費用なども発生するケースがあります。これらは工事費とは別枠の出費となるため、見落としやすい項目です。

一般的には総費用の5〜10%が目安であり、200〜400万円程度を準備しておくと安心です。資金計画を立てる際には、住宅本体以外にかかるこれらの細かな費用もしっかり把握しておく必要があります。

家を建てるときに気をつけたい失敗例と対策

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家づくりは一生に一度の大きな買い物ですが、十分な準備や確認を怠ると、後悔の残る結果になってしまうことも少なくありません。実際の体験談やよくあるトラブルをもとに、事前に気をつけておきたいポイントを整理しておくことが重要です。

ここからは、家を建てるときに気をつけたい失敗例と対策について解説します。

それぞれの失敗例に対して、具体的な対策もあわせて解説します。

予算オーバーで後悔するケース

家づくりで最もよくある失敗が、予算を大きく超えてしまうケースです。打ち合わせを重ねるなかで希望が膨らみ、グレードアップやオプションを追加していくうちに、最初の見積もりより数百万円高くなることもあります。

また、土地代や付帯工事費、諸費用が見落とされがちで、想定外の出費として後からのしかかってくることもあります。ローン返済に無理が生じると、長期的な暮らしに支障をきたす可能性があるため注意が必要です。

対策
・事前に「予算の上限」を明確に決めておく
・優先順位を「必要」「希望」「不要」に分けて整理する
・見積もりに「付帯工事費・諸費用」が含まれているか確認する
・追加費用の発生ポイントを打ち合わせ時に必ず質問する

間取りや収納で失敗するパターン

間取りや収納の設計で後悔する方は非常に多く、暮らし始めてから「動線が悪い」「収納が足りない」と気づくケースが目立ちます。家族の生活スタイルや将来のライフステージ変化に応じたプランができていないと、せっかくの注文住宅でも住みづらさを感じる結果になってしまうので注意が必要です。

特に収納は『数』だけでなく『場所と使いやすさ』が重要です。家具の配置スペースが不足することも考慮しておく必要があります。

対策
・家族の1日の動きをシミュレーションして動線を設計
・収納は「どこに何をしまうか」まで具体的に想定する
・モデルハウスや施工事例を見てイメージを膨らませる
・将来的な子どもの成長や同居なども踏まえて間取りを計画する

業者とのコミュニケーションミス

「伝えたはずの内容が反映されていなかった」「打ち合わせ内容に認識違いがあった」など、業者とのやり取りで起こるミスは大きなストレスとなります。こうしたコミュニケーションエラーが続くと、信頼関係が崩れ、工事の進行にも悪影響を及ぼしかねません。

特に注文住宅は自由度が高いため、依頼内容が曖昧だと仕上がりに差が出る可能性があるので注意が必要です。

対策
・要望や変更点は口頭だけでなく「書面」や「メール」で残す
・打ち合わせ後はメモや議事録を共有して内容を確認する
・契約時の仕様書・図面をこまめにチェックして認識を合わせる
・信頼できる担当者かどうかを見極めてから契約に進む

家を建てるなら信頼できる不動産会社に依頼しよう!

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家を建てる際は、信頼できる不動産会社に依頼することが成功のカギとなります。土地探しから建築会社の紹介、資金計画のアドバイスまで、不動産会社は家づくりのあらゆる工程を支える重要なパートナーです。特に注文住宅の場合、地域の土地事情や建築規制に精通した不動産会社であれば、スムーズな手続きと的確な提案が期待できます。

また、信頼できる会社は契約後のアフターフォローも充実しており、万が一のトラブル時にも迅速に対応してくれます。安心して理想の家を建てるためには、実績と対応力のある不動産会社を選ぶことが不可欠です。

注文住宅に強い!信頼できる不動産会社の選び方

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注文住宅は自由度が高い分、サポートする不動産会社の実力が仕上がりを大きく左右します。失敗しない家づくりを実現するには、会社の対応力や実績、費用面の透明性などを見極めることが重要です。

ここからは、注文住宅に強い信頼できる不動産会社の選び方について解説します。

以下で、それぞれのポイントを詳しく解説します。

注文住宅の施工実績が豊富かを確認する

信頼できる不動産会社かどうかを見極めるうえで、過去の施工実績は非常に重要な判断材料です。特に注文住宅は、施主の希望に応じた個別設計が求められるため、柔軟な対応力と豊富な経験が不可欠です。施工実例が多ければ多いほど、トラブルへの対応力や提案の幅も広がります。

公式サイトやパンフレットだけでなく、モデルハウスや完成見学会で実際の住まいを確認するのも有効です。また、過去の施主からの評判や口コミも参考にしながら、実績の質と量の両面を確認しましょう。

要望に対して柔軟な提案をしてくれるか

注文住宅では、施主の希望を正しく理解し、現実的なプランとして形にする提案力が問われます。理想を押しつけず、ライフスタイルや予算に応じて代替案を提示してくれる会社は、信頼できるパートナーといえるでしょう。

たとえば、要望通りの間取りが難しい場合でも、機能性を損なわずに別のアプローチを提案できるかどうかが成功のカギです。打ち合わせの中で「こちらの考えに耳を傾け、的確な代案があるか」を確認することで、提案力の有無が見えてきます。

見積もりの内訳が明確かどうか

見積もり内容の不透明さは、予算オーバーやトラブルの原因になりがちです。そのため、各項目ごとの費用が細かく記載された明確な見積書を提示できるかどうかは、不動産会社選びで非常に重要なポイントです。

本体工事費・付帯工事費・諸費用の区分がきちんと分けられており、項目ごとに数量や単価が記載されていれば安心です。不明な点はその場で説明してもらえるかどうかも確認しましょう。見積もりの透明性は、信頼関係の基盤になります。

千歳・恵庭・苫小牧エリアで注文住宅に強い!不動産会社3選

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理想のマイホームを実現するためには、地域の特性を理解し、品質・サポートに優れた住宅会社を選ぶことが大切です。千歳・恵庭・苫小牧エリアでは、信頼できる実績を持つ企業が多数あります。その中から、確かな技術と提案力で注目されている3社をご紹介します。

それぞれの会社が持つ特徴やこだわりのポイントを順番にご紹介します。家づくりの参考としてご活用ください。

コスモ建設株式会社

出典元:コスモ建設

コスモ建設株式会社は、札幌市を本社としながらも、千歳や苫小牧などで地域密着型の住宅提案を行うハウスメーカーです。

項目詳細
会社名コスモ建設株式会社
本社所在地〒004-0841 札幌市清田区清田1条1-5-1 第6コスモビル
本社電話番号011-802-6715
公式HPhttps://www.cosmokensetsu.co.jp/

自社パネル工場と直営の大工による施工体制を確立しており、品質とスピードの両立を図っています。住宅性能面では、ツーバイフォー工法をベースに高断熱・高気密仕様を追求し、北海道の厳しい寒さにも対応可能な住まいを提供しています。

さらに、土地の紹介にも強く、仲介手数料がかからないというメリットもあります。モデルハウスを複数展開し、暮らしをリアルに体感できる機会が充実しているのも魅力のひとつです。施工からアフターサポートまで一貫して任せられる企業として、注文住宅を検討する方におすすめです。

コスモ建設株式会社について知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

以下の記事では、北海道で40年以上にわたり、お客様一人ひとりの夢を形にしてきたコスモ建設株式会社の注文住宅づくりについて詳しく紹介しています。

株式会社ロゴスホーム

出典元:ロゴスホーム

株式会社ロゴスホームは、北海道エリアを中心に住宅建築を展開する企業で、高断熱・耐震構造にこだわった家づくりが特徴です。

項目詳細
会社名株式会社ロゴスホーム
本社所在地〒080-0803 北海道帯広市東3条南13-2-1
電話番号0155-22-4126
公式HPhttps://www.logoshome.jp/

寒冷地の住宅ノウハウが豊富なことに加え、自由設計の注文住宅からセミオーダーのZEH仕様住宅まで幅広く対応しています。高性能な住宅を適正価格で提供するというコンセプトのもと、価格と品質のバランスに優れた住宅を提供しています。

また、土地情報や建売住宅の紹介なども行っており、トータルで家づくりをサポートしてくれる体制が整っています。これから住宅を検討する方にとって、初期相談から完成後まで安心して任せられる企業といえるでしょう。

また、以下の記事ではロゴスホームについて詳しく解説しているので、参考にしてください。

株式会社一条工務店

出典元:一条工務店

株式会社一条工務店は、全国展開する住宅メーカーとして、性能を軸にした家づくりを徹底しています。

項目詳細
会社名株式会社一条工務店
本社所在地〒135-0042 東京都江東区木場5-10-10
電話番号053-448-1111
公式HPhttps://www.ichijo.co.jp/

『家は、性能。』というキャッチコピーの通り、断熱・気密・耐震性能に加え、太陽光発電や蓄電池の導入によって高い省エネ性を備えた住宅を提供しています。特に、全館床暖房や耐水害住宅など、暮らしを守るための工夫が随所に取り入れられている点が特長です。豊富な商品ラインアップにより、ライフスタイルや家族構成に合わせた柔軟なプラン設計が可能です。

モデルハウスや展示場も全国各地にあり、実際に性能を体験した上で検討を進められます。長期的に快適な住環境を求める方にとって、選択肢として非常に魅力的な住宅会社です。

また、以下の記事では一条工務店について解説しているので、参考にしてください。

まとめ

本記事では、家を建てるときに必要な準備や流れ、費用相場、よくある失敗例とその対策、さらに信頼できる不動産会社の選び方について解説しました。

家づくりは複数の工程と大きな費用が伴うため、事前の情報収集と計画が欠かせません。特に注文住宅では、自分たちに合った会社選びが成功の鍵を握ります。理想のマイホームを実現するために、段階ごとのポイントを押さえ、信頼できるパートナーとともに納得のいく住まいづくりを進めましょう。

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