注文住宅の間取りには、様々な種類があります。まだ方向性が決まっていないなら、いくつかの間取り例を見てみて、好みの間取りを見つけるのがおすすめです。
この記事では、重視するポイント別の注文住宅の間取り例や、間取りを決める時のポイントについて紹介します。まずは大まかな方向性を決めて、細かい部分は不動産会社等プロと相談しながら決めていきましょう。
また、間取り例を見ても方向性が決まらない場合の対処法も解説しますので、少しでも迷っている方は要チェックです。
なお以下では、千歳・恵庭・苫小牧エリアのおすすめの注文住宅会社を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
重視するポイント別|注文住宅の間取り例5選

まずは、注文住宅の間取り例を紹介します。今回は、下記のような重視するポイント別の間取りを紹介しますので、ご自身の希望と近い間取りがないか確認してみてください。
それぞれの間取りのポイントも含めて、具体的に見ていきましょう。
機能性を大切にする間取り
まずは、機能性を大切にする間取りを紹介します。
機能性が詰まっているのは、主にキッチンです。リビングを見渡せるアイランドキッチンには、タカラスタンダード社の「オフェリア」が使われています。
オフェリアは、天然素材の風合いを感じられる洗練されたデザインを採用しており、収納機能も抜群です。さらに、ユーティリティーシンクが使われたシンクは、小さな傷が目立ちにくい仕様のため、料理もしやすい作りになっています。
また、キッチンに横付けする形でダイニングが配置されているため、ダイニングスペースまで使って料理することも可能です。こだわりの料理を作ったり、子供と楽しく料理できたりするため、コミュニケーションを大切にしたい人にも嬉しい間取りでしょう。
さらに、カウンターの横にはパントリーがあり、そこにもたくさんの食器等を収納できます。キッチン以外では、寝室の横にコンパクトな書斎スペースがあります。
在宅ワークの人にもおすすめな間取りです。
家族団らんを大切にする間取り
続いて、家族団らんを大切にする間取りです。
アイランドキッチンから、ダイニングやリビング全体を見渡せる間取り。リビングにいる家族とコミュニケーションを取りながら、安心して楽しく料理や家事ができます。
延床面積は約144平方メートルと広く、寝室含め4部屋あるため、4人家族でも快適に過ごせるでしょう。また、脱衣所やお風呂場も広々としており、小さい子供がいてもお世話がしやすい作りです。
さらに、外には小さなウッドデッキもあり、遊び心もあって、家族団らんが実現しやすいでしょう。
将来的に家族が増える人にもおすすめできる間取りです。
ゲストを大切にする間取り
ゲストを大切にしたいと感じる人には、下記のような間取りがおすすめです。
延床面積約220平方メートルと、広々とした間取りの家です。大きなダイニングやリビング、お風呂場、フリースペースがあり、来客があった際も困らない作りになっています。
ダイニングでゲストとご飯を食べた後、広々としたリビングで歓談も可能です。また、玄関は吹き抜けとなっており、開放感のある空間がゲストを迎えてくれます。
内装は全体的に高級感があり、まるでホテルのような雰囲気です。ゲストを迎え入れるのが好きなご家族は、ぜひ参考にしてみてください。
収納機能を大切にする間取り
生活用品が多い方には、収納機能を大切にした間取りがおすすめです。
延床面積は約90平方メートルとコンパクトながらも、収納スペースがしっかりと確保された間取り。広々としたロフトやウォークインクローゼットがあり、玄関には収納ボックスが2つあります。
平屋で三角形の屋根だからこそ実現できる、収納機能抜群のデザインと言えるでしょう。また、リビングの天井には勾配があり、開放感のある空間が広がります。
天窓がついているので、採光が抜群で常に明るい室内が保ちやすいのも嬉しいポイントです。ダイニングキッチンもしっかりスペースが確保されているため過ごしやすく、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
生活動線を大切にする間取り
続いて、生活動線を大切にする間取りを紹介します。
玄関を入ってすぐ左には、クローゼット付きの部屋があります。ファミリークローゼットとして使えば、帰宅後すぐに服を掛けたり、着替えたりすることができるためとても便利です。
また、玄関に入ってすぐのところにキッチンがあり、そのすぐ左側には洗濯機のある洗面所があります。そのため、家事動線も良いと言えるでしょう。
さらに、ダイニングとリビングからはウッドデッキが見えるため、子供が外で遊んでいても様子が見えて安心です。
リビングが吹き抜けになっていて、開放感を味わえるのも嬉しいポイントでしょう。
【2025年最新】人気の間取りのトレンドは?

2025年の注文住宅では、ライフスタイルの多様化に合わせた機能性と快適性を両立する間取りが注目を集めています。共働き世帯や在宅勤務が一般化し、家事効率を高めながら家族が自然に集まれる空間設計が求められています。
また、限られたスペースを有効に使いながらも、広がりを感じられる設計や、家事や生活の流れを意識した収納配置が注目を集めています。
ここでは、2025年に人気を集めている最新の間取りを紹介します。
それぞれの特徴を理解することで、暮らしの質を高める理想の住まいづくりにつなげられるでしょう。以下で詳しく解説します。
回遊動線を取り入れた家事ラク間取り

キッチンを中心に家全体を効率的に回れる「回遊動線」を採用した間取りです。
ダイニング⇄キッチン⇄洗面脱衣室が一直線につながっており、料理・洗濯・片付けといった日常の家事をスムーズに行えるよう設計されています。
キッチンとダイニングを横並びに配置することで、配膳や片付けがしやすく、調理中にダイニングテーブルを作業台として使うことも可能です。
また、キッチンから直接洗面脱衣室へアクセスできるため、調理の合間に洗濯をするなど『ながら家事』がしやすい点も魅力。家事の動線を最短化し、家全体の使いやすさを高めた、忙しい共働き家庭にぴったりの間取りです。
ファミリークローゼット+ランドリー一体型

「洗う・干す・畳む・しまう」が一か所で完結するランドリー+ファミリークローゼット一体型の間取りは、家事の手間を減らし効率を最大化できるため、近年注目を集めています。家族全員の衣類をまとめて収納できるため、洗濯後の動線が短く、片付けもスムーズです。
また、衣類だけでなく、タオルや日用品のストック管理も一括できるため、収納空間としての機能性も抜群です。室内干しスペースを併設すれば、天候を気にせず洗濯できる点もメリット。共働きや子育て世帯の強い味方となる間取りです。
コンパクトなワークスペース・家事コーナー

在宅勤務や子どもの勉強時間など、多目的に使える小型のワークスペースが人気です。リビングや階段横など、生活空間の一角に設ける『半個室』スタイルが主流。家族の気配を感じながら集中できるバランスの良さが魅力です。
造作カウンターや可動棚を活用すれば、スペースを取らずに収納性も確保できます。仕事・家事・趣味などライフスタイルに合わせて活用でき、限られた空間を有効に使う設計として注目されています。
インナーバルコニー・屋内テラスのある間取り

外と内をつなぐ中間空間として、インナーバルコニーや屋内テラスのある間取りが人気を集めています。天候に左右されず洗濯や物干しができるほか、プライベートなアウトドアスペースとしても活用可能です。
グリーンを飾ったり、カフェスペースとして利用したりと多様な使い方ができます。
また、吹き抜けや大開口サッシと組み合わせることで採光と通風を確保し、心地よい開放感を演出。都市部の限られた敷地でも『屋外を感じる暮らし』を実現できます。
キッチンのパントリー収納

キッチンのパントリー収納は、食材や日用品をまとめて保管できる便利なスペースです。キッチン周辺をスッキリ保つだけでなく、家事効率を高める役割も果たします。
特に、まとめ買いやストックをする家庭では、パントリーがあることで整理整頓がしやすく、必要なものをすぐに取り出せる環境を作り出すことが可能。
また、パントリーをキッチン横に配置することで、調理中の動線が短くなり、必要な食材を取りに行く手間を削減できます。可動棚を設けることで収納物に合わせてレイアウトを変更でき、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるのが魅力です。
暮らしを快適にする収納・動線設計のポイント

家づくりの満足度を大きく左右するのが、「収納」と「動線」の設計です。どんなにおしゃれな間取りでも、動線が悪く収納が足りなければ、住み始めてから不便さを感じてしまいます。
収納と動線は、家事効率や生活のしやすさを支える重要な要素であり、家族構成やライフスタイルに合わせた設計が必要です。特に近年では、回遊動線や一体型収納など、使いやすさを追求した工夫が注目されています。
ここでは、快適な暮らしを実現するための収納・動線設計のポイントを紹介します。
収納・動線設計で意識したい主なポイントは以下の3つです。
・家事効率を高める動線を意識する
・生活動線と収納場所を一体化させる
・家族の成長に合わせて変化できる設計にする
まず、毎日の家事がスムーズに進むよう、キッチンや洗面室などを最短距離で行き来できる動線を意識しましょう。
また、収納は「使う場所の近くに配置する」ことが鉄則です。玄関のシューズクローク、リビング収納、ファミリークローゼットなど、生活動線上に配置することで片付けが自然とできる家になります。
さらに、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて収納スペースを増減できるよう、可動棚や可変間仕切りを取り入れるのもおすすめです。これらを意識することで、長く快適に暮らせる住まいが実現するでしょう。
間取りを決める時のポイント

間取りを決める時は、下記のようなポイントを押さえておくと、理想の注文住宅を実現できる可能性が高いでしょう。
具体的にどのように気を付けていけば良いのか、解説していきます。
間取りで実現したいことを明確にしておく
どんなことを重視した間取りにしたいのか、方向性を予め考えておくと、スムーズに理想の間取りを決めやすいでしょう。例えば、下記のような方向性が考えられます。
- 家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りにしたい
- 家事を楽にできる動線を確保した間取りにしたい
- 将来家族が増えても困らない間取りにしたい
- 収納機能やキッチン機能にこだわった間取りにしたい
全体の方向性が決まったら、そこに合わせて必要な設備や部屋数、面積の広さなどを考えていくのがおすすめです。また、方向性が定まらない場合は、一度たくさんの事例を見てみると良いでしょう。
経験者の失敗事例から学ぶ
初めての注文住宅だと、どのような点に注意すれば後悔しない間取りにできるのか、見当がつきづらいはずです。そんな時は、すでに注文住宅を建てている人の失敗談を知っておきましょう。
例えば、よくある失敗例だと、下記のようなものがあります。
- 収納スペースが少なすぎて部屋に物があふれてしまった
- 1階部分に大きな窓を設けたが外を歩く人の目が気になり、カーテンを開けることができない
できるだけ多くの失敗例を確認して、慎重に後悔しない間取り作りを行っていきましょう。
注文住宅の間取りに迷ったら

注文住宅の間取りに迷ったら、下記2点を試してみましょう。
プロの意見を聞いたり、実物に近い家を見たりすれば、少しずつ希望の間取りが明確になっていくはずです。
不動産会社へ相談
注文住宅の間取りに迷ったら、まずは不動産会社へ相談してみるのがおすすめです。不動産会社なら、あなたの希望条件を汲んだ上で、プロの目線から的確なアドバイスをしてくれます。
また、相談する中で新たな疑問がわいた場合は、遠慮せずに質問し、しっかり解消しましょう。さらに、不動産会社から納得度の高い間取りを提案してもらえた場合は、そのまま依頼するのも一つの手です。
モデルハウスに訪れてみる
モデルハウスに訪れてみるのも、間取りに迷った時に有効な手段です。モデルハウスなら実物を見られるため、体感で自分に合っていそうな間取りが分かるでしょう。
もし希望の間取りがある程度決まっている場合でも、実際に見てみたら想像と違う場合があることから一度足を運ぶのがおすすめです。実物を見てから、慎重に判断していきましょう。
千歳・恵庭・苫小牧エリアでおすすめの不動産会社3選
住宅購入や売却を検討する際、地域に強く信頼できる会社を選ぶことはとても大切です。ここでは、千歳・恵庭・苫小牧エリアで、実績と信頼のある不動産会社を3社厳選してご紹介します。
それぞれの会社の強みや特長を見ていきましょう。
コスモ建設株式会社

コスモ建設株式会社は、千歳市に拠点を構えるハウスメーカーで、注文住宅や分譲住宅の販売、土地紹介まで一貫して対応しています。千歳市内で自社保有の土地を複数抱えており、仲介手数料不要での紹介が可能な点も大きな特長です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | コスモ建設株式会社 |
| 本社所在地 | 〒004-0841 札幌市清田区清田1条1-5-1 第6コスモビル |
| 本社電話番号 | 011-802-6715 |
| 公式HP | https://www.cosmokensetsu.co.jp/ |
地元密着型の営業体制で、千歳市の不動産市況や将来性に基づいた提案を行っており、特に移住や新築を検討するファミリー層から高い支持を得ています。
また、モデルハウスを常設公開しており、建物の性能やデザインを直接体感できるのも安心材料。エリア情報にも詳しく、周辺環境や暮らしやすさまで含めて丁寧にサポートしてくれる会社です。
コスモ建設株式会社について知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。
以下の記事では、北海道で40年以上にわたり、お客様一人ひとりの夢を形にしてきたコスモ建設株式会社の注文住宅づくりについて詳しく紹介しています。

株式会社ロゴスホーム

株式会社ロゴスホームは、北海道内で着工棟数No.1の実績を誇る住宅メーカーで、千歳・苫小牧エリアでも多数の建築実績があります。地域ごとの専任チームが在籍し、土地探しから資金計画、設計・施工まで一括で対応する体制が整っていることも強みのひとつです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ロゴスホーム |
| 本社所在地 | 〒080-0803 北海道帯広市東3条南13-2-1 |
| 電話番号 | 0155-22-4126 |
| 公式HP | https://www.logoshome.jp/ |
また、住宅性能にもこだわりがあり、省エネ性や耐震性の高さはもちろん、デザイン性や暮らしやすさも追求されています。
定期的にモデルハウス見学会やイベントも開催しており、リアルな住宅を体験しながら相談できるのも魅力。WEBカタログや施主の声も充実しており、情報収集もしやすい環境が整っています。安心して家づくりを任せたい方におすすめです。
また、以下の記事ではロゴスホームについて詳しく解説しているので、参考にしてください。

株式会社一条工務店

株式会社一条工務店は、全国規模で展開する住宅メーカーで、「家は、性能。」という理念のもと、住宅の性能面に強みを持つ企業です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社一条工務店 |
| 本社所在地 | 〒135-0042 東京都江東区木場5-10-10 |
| 電話番号 | 053-448-1111 |
| 公式HP | https://www.ichijo.co.jp/ |
北海道内でも寒冷地仕様に対応した高断熱・高気密住宅を展開しており、省エネ性・耐震性・耐久性において業界トップクラスの水準を誇ります。
全館床暖房や大容量の太陽光発電システム、耐水害構造など、未来を見据えた住まいづくりが可能です。さらに、土地探しから建物の設計、施工、アフターサービスまで一貫して提供する体制により、初めての住宅購入でも安心感があります。
高性能な住宅を求める方にとって、非常に信頼できるパートナーといえるでしょう。
また、以下の記事では一条工務店について解説しているので、参考にしてください。

まとめ
注文住宅の間取り決めでは、様々な間取り例から理想に近いものを見つけたり、方向性を明確にしたりすることが重要です。また、注文住宅を建てた後に間取りで後悔したくない場合は、経験者の失敗談もよく確認しておくと良いでしょう。
もし注文住宅の間取りに迷って決められない場合は、不動産会社に相談したり、モデルハウスに訪れたりしてみてください。きっと希望の間取りが見つかるはずです。
この記事を参考にして、自分に合った間取りを見つけてみてください。

